私の原点 魔法の小箱

小さい頃に、よく周りのお友達や目上の人から、「大きくなったら何になりたいの?」って聞かれたことってありますよね。
周りのお友達は、お嫁さんになりたいとか保母さんになりたいとか、女の子らしくてかわいくて、現実的になりたい人を応えていました。

そんな時いつも口をつぐんでしまう私がそこには居ました。

また、こんな話もよくしました。
「ひとつだけ願い事が叶うとしたら?」
他のみんなは現実的に今手に入れたいものを応えていました。

でもやっぱり私は口をつぐんでしまうのです。

ただ恥ずかしくて口に出せなかっただけのことなのですが、実は、小さい頃私は「魔女」に、魔法の使える女性に真剣になりたかったのです。

私の原点 魔法の小箱

何でも欲しいものを手に入れられるとかそんな貪欲な意味ではなくて、例えば、枯れ木に一瞬でぱっと花を咲かせることで周りを華やかにしたり、みすぼらしいと思ったものにキラキラ精気を与えるような、そんな一瞬で変えられる魔法の力、人を驚きとともに感動させる力を手に入れたかったのです。
無から何かを創り出す、
きれいなもの、心がなごむもの、いやされるものを創り出す、「えい!」というと一瞬で叶えられる強力な力が欲しかったのです。

私がずっと小さい頃から好きだった作業・・・絵を描くこと。
これも無から何かを創り出すことです。
この大好きだった行為が、ある時「パソコン」という魔法の小箱とリンクしたのでした。

それまで仕事で、パソコンをかなり使っていたものの、私自身が絵を描いたり、 私自身がものを創りだすこととリンクしていなかったのです。

魔法の小箱を手に入れてからは、興味のあるソフトはすべて独学で習得したり、身につけたいと思った技術やテクニックは自分一人で手に入れることができました。
これも私にとっては魔法です。

私の原点 魔法の小箱私が魔法の小箱を手に入れたあの時が、その後の私にとって、大きなハッピーだったのです。
魔女にはなれなかったけれど、私の夢を叶えてくれるこの魔法の小箱を使って私の大切なお客様の夢を叶えることができる。
なんて幸せなことなんだろうといつも心から思っているのです。

あの頃思い描いていた、驚きのある感動で人が幸せな気持ちになってもらえたら、なんて素晴らしいことだろう、
絶対そんな仕事が出来るようになりたいと思っています。

また、私はどんな状況下にあっても決して「あきらめる」事だけはしない。
関わらせていただいた皆様の記憶の隅っこに私の存在が残れるように、それが私が生きている証だと信じてやまないから。
その想いと感謝を忘れず、皆様のお役に立てるよう努力して行きたいと常に思っています。

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